アレクサンダーテクニークスタジオ東京は、イギリス国内の学校と同じSTATの資格審査を受け、運営する学校です。
日本にいながらイギリスと同じレベル、同じクオリティの教育を受けることができ、
卒業審査に合格すれば、イギリスで受けたのと同様、STAT認定が受けられます。

取得できる資格
STAT(The Society of Teachers of the Alexander Technique認定教師)
(全課程を修了し、モデレーターの最終審査を受ける必要あり)

ATSTの理念

自由、自立、自律、自尊、自助

創始者F. M.アレクサンダーの精神を継承し、未知なるものへの開かれた好奇心と敬意を持って毎日の課題に取り組みます。

  • I can tell you the messages to give,
    but I can’t tell you what to do.
    私はあなたに伝えるべきことを言うことはできる。
    しかし、あなたが何をすべきか教えることはできない。
  • There is no such thing as a right position,
    but there is such a thing as a right direction
    正しいポジションというものはない、
    しかし、正しい方向づけというものはある。
  • Everyone wants to be right
     but no one stops to consider if their idea of right is right.
    誰もが正しくありたいと思っている。
    しかし、誰も自分の考えが正しいかどうか熟考するために止まることはしない。
  • These things can take care of themselves. こういったことは全て自分でどうにかできる
  • We can throw away the habit of a lifetime in a few minutes
    if we use our brain.
    ほんの数分で一生分の習慣を捨てることはできる。
    自分の頭を使って考えれば。

ATST 3つのポリシー

1. 資格取得に関する方針(ディプロマ・ポリシー)

STATの定める教師トレーニング要件に従って、アレクサンダーテクニークの理論の研究と実践応用を探求し、広い見識と確かな教授法を身につけた教師を育成します。そのために、アレクサンダーテクニークを自分自身の使い方の向上に役立て、F. M. アレクサンダーの原理と理念を理解し、手と言葉を使って指導する能力を身につけることを目指します。

2. 教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

資格取得の方針に掲げる能力を身につけるため、STAT認定トレーニングコースの定める基準に従い、必要な学習内容を体系的に編成し運営します。アレクサンダー教育の研究対象は、人文科学、社会科学、芸術、医学、自然科学など、従来の学問領域に分類・限定されるものではなく、広く人間の生命活動全般に関わるものです。3年間の全教育課程は、生涯を通じて学び続けるため、広い視野を持ち、自分自身の想像力と創造力を用いて、学びの軸となる基礎的知識と技能、着実な言語運用能力を「自分自身の使い方」として体験し、体得していくプロセスです。前期課程ではアレクサンダーテクニークの根幹をなす原理と理念を理解し、実践すること、それによって自分自身の使い方の向上に役立てる経験を増やすことが主目的です。中・後期課程は最終段階で行う実習にスムーズに移行できるよう、「自分自身のより良い使い方」を通して、他者に伝えることができるよう、体系的な教育課程を編成、運用します。

学生一人ひとり、興味、関心、能力、経験などが違うため、習得の速度やプロセスはパーソナルです。よって、必ずしも一概には括れませんが、以下は3年間で資格取得という目的を達成するために必要な段階的到達目標をおおよその目安として示したものです。「自分の使い方」であるので、各課程で与えられた課題に対する自主的な取り組みは欠かせません。ATST は、一人一人の意欲的な学習をサポートします。

3. 入学者受け入れの方針(アドミッション・ポリシー)

入学者受け入れに特別な選考試験のようなものは設けませんが、上記、資格取得に関する方針、教育課程編成・実施の方針に示す教育課程を遂行するため、以下は必要な前提です。

  • AT教師になるための学習過程を遂行するという自覚的な意思。その自己決定をするのに十分なATに対する自分なりの知識と理解
  • ATSTの理念を理解し、ATSTでともに学びたいという意思と勉学に対する意欲と向上心があること。
  • 他者に対して互いに敬意をもって接し、自発的に研究に取り組む姿勢。

そのために、STATで は事前に1対1レッスンの経験が30レッスン以上あることを理想としています。 また、全学習過程を通じて、関連書籍の講読、レポートの提出、最終課程における教案作成などがあるので、それに必要な言語能力は必要です。

以上の方針に基づき、入学希望者が提出した受講申込書を、校長、副校長、専任からなるATST審査会で検討します。個人レッスン回数が極端に少ない場合、どのように不足を補うか、といった点について、入学希望者の個人の状況に応じて、入学後円滑に学習が進められるための必要な準備を受講開始までに提示し、必要なサポートをします。そのため、入学受け入れ時期は、1月、4月、9月の年3回ですが、必ずしも正式に入学が希望通りの時期になるとは限りません。 最終的に、校長を含む審査会員との面談をし、入学希望者とATST双方が合意した上で入学を正式に決定します。

コースデザイン

ATSTトレーニングを体験する

ATSTはATをより深く学びたいという目的を持ったかた向けに「基礎コース」を開設し、教師トレーニーと共に学びあう場を提供しています。目的も経験も異なる方同士の交流から視野が広がり、指導に結びつく多様な経験を積むことができます。また、入学を検討する方のための「1日体験クラス」があります。ATSTがどういうものであり、何を学ぶものかについて理解を深めたい方はこちらのコースをご検討ください。

ATSTトレーニング体験